2015年4月10日金曜日

直接的抑制装置も作動している!

生物的抑制装置に続いて、人為的抑制装置も作動し始めています。

しかし、人為的抑制装置の方は、人口容量の制約が次第に目立ち始めた1980~90年代から強まってきたものの、2005~2008年に人口増加がピークを過ぎて容量に幾分ゆとりが見え始めると、今度は逆に弱まるという動きを見せています。


●例えば増加抑制装置の一つ、人工妊娠中絶件数は、1950年代以降一貫して減ってきたトレンドが、1999~2003年ころに上昇し35万人に近づきましたが、その後は再び減少傾向に移り、2012年には20万人を割っています。






















●減少促進装置の一つ、自殺数は1998年ころから急増し、その後10年間はほぼ3万人ラインを続けてきましたが、2010年以降は次第に減少し始めています。




これらの現象は、生物抑制装置が無意識的次元で作動するのに対し、人為的抑制装置の方は人間の意識次元に基づいて作動するという傾向を示しています。

私たち日本人は、1980年代から2000年代前半にかけ、人口容量の制約の強まっていく中で、意識的に増加抑制と減少促進を強めてきました。


しかし、2000年代後半から制約が幾分薄まってくると、今度は抑制装置もまた少しずつ緩め始めているものと思われます。

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